面会交流

面会交流のルールと拒否できるケース|頻度・方法・トラブル対応を弁護士が徹底解説

面会交流のイメージ

 

離婚や別居後、非監護親(子と一緒に暮らしていない親)が子どもと定期的に会うことを「面会交流」といいます。 しかし実際には、 「会わせてもらえない」「相手が無理な要求をしてくる」「子どもが嫌がっているがどうすべきか」 といったトラブルが非常に多く発生します。

また面会交流は「親の希望」よりも子どもの福祉(子どもの利益)が最優先とされるため、調停や審判では専門的な判断が行われます。

この記事では、弁護士が、 面会交流の基本、頻度の目安、よくあるトラブル、拒否できる正当な理由、調停の流れ、監督型面会交流まで 丁寧に解説します。

弁護士写真 東京都墨田区、錦糸町駅そばの鈴木淳也総合法律事務所です。 当事務所では、離婚・親権・面会交流を含む家事事件に多数対応しており、 全国から多数のご相談・ご依頼をいただいていおります。

 

この記事の目次

 

1.面会交流とは?法律上の位置づけと基本原則

面会交流とは、子どもと別居している親が、子どもと直接または間接的に交流する権利・機会を指します。 日本の裁判所は、面会交流について次のような基本原則を採用しています。

  • 子どもの健全な成長のために必要である
  • 面会交流は子どもの権利であり、親のための制度ではない
  • 両親との継続的な関係維持は子どもの情緒の安定に資する

そのため、両親の感情的な対立が激しい場合でも、「子どもの利益」が優先されるため、 原則として面会交流は実施されるべきというのが裁判所実務の考え方です。

2.面会交流の方法と頻度の目安

面会交流には「直接交流」と「間接交流」があります。

(1)直接交流(対面)

  • 公園・ショッピングモールで過ごす
  • 自宅や実家で過ごす
  • 食事・散歩など

(2)間接交流(非対面)

  • ビデオ通話(Zoom、LINEなど)
  • 電話・メール・写真送付

(3)一般的な頻度の目安

裁判所実務の目安は次のとおりです。

  • 月1〜2回の対面交流
  • 夏休み・冬休み・春休みの長期休暇に追加交流
  • 誕生日、行事の参加はケースごとに調整

子どもの年齢が小さいほど負担を考慮し、短時間・高頻度になることが多い傾向にあります。

3.面会交流でよくあるトラブル

実務で多くみられるトラブルは次のようなものです。

  • 約束を一方的にキャンセルされる
  • 監護親の連絡が途絶える
  • 子どもを返す時間を守らない
  • 子どもへの悪口・誘導的言動がある
  • 新しいパートナーとの接触を強要する

これらが続くと調停での調整や、ルール明確化の必要性が高まります。

4.面会交流を拒否できるケース/拒否できないケース

(1)拒否が認められるケース

  • DV・暴力・虐待の恐れがある
  • 連れ去り(監護権侵害)のリスクが高い
  • 子どもが継続的に強い拒否を示している
  • アルコール・薬物依存の問題がある
  • 精神疾患等で安全に配慮が必要

これらは裁判所で認められやすい「正当な拒否理由」です。

(2)拒否が認められないケース(典型例)

  • 監護親が非監護親を嫌っている
  • 離婚原因(不倫・性格不一致)による感情的対立
  • 再婚相手の意向
  • 「まだ怒っているから会わせたくない」という感情

感情的な拒否は、裁判所では不当な拒否として扱われます。

5.面会交流調停の流れとポイント

面会交流を巡って話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所に「面会交流調停」を申し立てます。

(1)調停で話し合う主な内容

  • 頻度(月1回など)
  • 実施方法(直接・間接)
  • 場所・送迎・時間
  • 子どもの負担に配慮したルール
  • 緊急時の連絡方法

(2)調停でまとまらない場合

審判に移行し、裁判官が「子どもの利益」を基準に判断します。

6.監督型面会交流とは?利用されるケースとメリット

「監督型面会交流」とは、第三者(支援センター職員など)が立ち会って行われる面会交流です。

(1)利用される典型ケース

  • 暴力・連れ去りのリスクがある
  • 長期間交流がなかった場合
  • 子どもが恐怖や不安を訴えている場合
  • アルコール等の問題がある

(2)監督型のメリット

  • 専門家が見守るため安全性が高い
  • 子どもの負担を軽減できる
  • 両親の対立を緩和できる

(3)費用の目安

利用機関により異なりますが、 1時間 5,000〜10,000円程度が一般的です。

7.面会交流がうまくいかないときの対応策

(1)記録を残す

  • LINE・メールでのやり取り
  • 約束のキャンセル状況
  • 子どもの発言の記録

(2)無理な要求がある場合

調停でルールを定める、弁護士を介して交渉するなどの対処が必要です。

(3)子どもの負担が大きい場合

心理的負担が強い場合、回数や方法の見直しが必要となります。

8.面会交流と親権・監護権の関係

面会交流は「非監護親の当然の権利」ではなく、 子どもの福祉という観点で判断されます。

また、面会交流の状況は、親権争いにも一定の影響を与えることがあります。

9.当事務所のサポート内容

  • 面会交流調停・審判の申立て
  • 拒否された場合の対応・証拠整理
  • 監督型面会交流の選択と利用支援
  • 親権・監護権・子の引渡しの手続きも併せて対応

当事務所では、初回相談60分無料、全国対応でご相談を承っています。 面会交流の問題でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

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